from パリ(たなか) – 72 - ある晴れた朝、ノートルダム大聖堂で突然に。

(2010.09.20)
夏の終り、土曜日の朝7時すぎ。シテ島のノートルダム大聖堂まで散歩する。背後の塔に朝日があたり、燃えるように輝いていた。
その時、塔をかすめて浮遊する白いクジラ型の飛行物体を発見。何?
白いクジラは、見つかってしまって逃げるかのように、旋回しながら上昇した。
と思いきや、突然バックし始める。忘れ物でもしたのか? 無人船のようだが。
塔の先は尖ってるから触れたらヤバい、注意深く、そろりそろりと。
位置を定めて、静止したまま下降を続ける。
噴水の奥の、バラの花壇があるあたり。下で待ち構えているのは誰?
『未知との遭遇』のデジャヴ? ノートルダム裏の公園には早朝からパリ警察も出動。まあ、警視庁は向かいだし。トリュフォーに似たおじさん、どこかにいそうだ。
公園に繋留されるのかと思ったら、またもや浮上、後ろ向きのまま公園の塀を乗り越え、私がいる方へと迫ってきた。
白クジラ、間近で見ると意外と大きい。船体の下にはビデオカメラも装着している。北の国のスパイ?の可能性は薄い。
一旦公園を出て、橋の近くでゆっくりと方向転換。赤いジャンパーの男が無線で操縦しているようだ。
その後、セーヌ河を渡ってサン・ルイ島方面へゆっくり移動。白クジラ、アイスクリーム屋はまだ開いてないけど。