from 四国 – 6 - 「うどなーと」と直島を一気に堪能。

(2009.07.13)

ご無沙汰しています。
3月に仕事で広島へ転勤となり、なかなか四国の情報を発信できなくなっていました。頻繁に高知へ帰省して、その道中で新たな四国を発見し、情報を発信して行きたいと思います。

さて、今回は香川県で「うどなーと」な旅です。香川を代表する国民食「うどん」と、世界に誇るアートな島「直島」を一気に堪能する、うどん+アート=「うどなーと」です。

今回訪れたうどん屋は超有名店『山越うどん』です。
うどんの本場綾歌郡にあり、映画『UDON』でも紹介されたお店。高松空港からも近いですし、ETCある方なら府中湖SAのスマートICで降りて10分ほどで着きます。10時ごろに到着。朝なので行列はありませんでした。まずは欲張って「釜上げ卵山かけうどん」を。うまい!ですが、山芋が微妙に麺を邪魔してちょっと消化不良。で、もう1玉。こんどは「釜上げうどん」をかけだしでいただきました。通常釜上げうどんではつけだれを使いますが、つけだれのしょっぱさが苦手なのでかけだしで。うどんのうまさが一番良くわかる食べ方だと思います。味のある、喉越しの良い麺でした。

よくばり! 『山越』の釜上け卵山かけうどん。
直島ではネコも人ものんびりしています。

さて、食欲が満たされたので今度は直島へ。
2年半ぶりの直島上陸。フェリーターミナルをはじめいろいろなものが新しくなっていました。まずは「家プロジェクト」 。衝撃を受けたのが、今回はじめて見た大竹伸朗の「はいしゃ」 。彼の作品でもっとも大竹ワールドに入り込める作品だと思います。今回の直島訪問のベストですね。

そして、「南寺」 。ジェームス・タレルの空間が大好きで、今までは地中美術館の「オープン・フィールド」がベストでしたが、今回はこちらのほうが体に染込んできました。このエリアで仲良くなった京都の方と一緒に地中美術館へ。こうした出会いも直島ならでは。そう、同じ方と何度も島内の至る場所でお会いします。島の住民の方も含め、皆さんが気軽に話せる観光地って素敵です。

さて、地中美術館では真っ先に地中カフェへ。ここのオープンテラスが最高に気持ちいいのです。島の崖に作られた空間に腰かけ、瀬戸内海を行きかう船を眺めていると気分はもう地中海。ご一緒した方もこのスポットは知らなかったらしく梅雨の合間の日光浴を楽しんでいました。今回こちらではウォルター・デ・マリアの「タイム/タイムレス/ノー・タイム」が予想外の素晴らしさをみせてくれました。丁度夕方だったため、西日が天井から差しこみ、今まで見てきたちょっと幾何学的なこの作品のイメージが払拭される暖かい輝きに満ちたものとなっていました。こちらは3時ごろまで団体客が多いですが、夕方は来場者が少なく、ねらい目です。全作品独占で堪能しました。

天気や自分の体調で表情を変えるこの島はいつ来ても新しい発見に溢れています。
季節の変わり目に訪れるのもいいかもしれませんね。

『山越うどん』
住所:香川県綾歌郡綾川町羽床上602−2
Tel:087-878-0420
営業時間:9:00〜13:30
定休日:日曜

家プロジェクト
一般自由見学(「きんざ」を除く)
開館時間: 10:00〜16:30
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は開館、翌日休館)

地中美術館
住所:香川県香川郡直島町3449-1
Tel:087-892-3755
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:00まで)3月1日〜9月30日
10:00〜17:00(入館は16:00まで)10月1日〜2月末日
休館日:毎週月曜日(祝日の場合開館、翌日休館)