from 鳥取 – 20 - すいかの名産地♪鳥取のすいかを丸ごと楽しむ!

(2009.06.18)

「鳥取の特産品といえば、すいか」と聞いて皆様はどう思われますか?
「鳥取の特産品といえば梨でしょ」「らっきょうでしょ」という声が多いかと思います。(特に東日本の方々には)。実は、鳥取県は西日本では、熊本と並ぶすいかの産地です。関西の市場においては、鳥取のすいかが1番多い時期もあります。

すいかは、食のみやこ鳥取県を代表する特産品のひとつです。
鳥取のすいかはさわやかな甘味、シャキッとした食感で、爽やかな空気を運んでくれます。5月28日(木)に行われたすいかの査定会によると、平均重量が8.0kgと大玉揃いで、糖度も平年並みと、今年もおいしいすいかに仕上がっています。昨年ドバイに出荷され、非常に高評価を受けました。今年も引き続きドバイへの輸出が予定されています。ちなみに、昨年ドバイでは1玉、3万円以上!で販売されたようです。

選果工場にずらずらっと並ぶすいか

さて、今回は、すいかの産地ならではの「すいかを丸ごと楽しむ!」方法を3つご紹介します。

その1、すいかを丸ごと味わう。
鳥取では、なんと、すいかの皮(緑の外皮をむいた白い部分)も食べるのです(県外出身の私は、こちらに来て初めて知りました)。すいかには、シトルリンという成分が含まれ、果肉部分よりも皮により多く含まれています。このシトルリンは、美容、動脈硬化の予防、細胞の活性化などの様々な効果があり注目されています。皮を食べるというのは、体によく、ゴミも減らせ、理にかなったことだったのですね。皮を使った簡単料理としては、糠漬けや市販の浅漬けの素などを使った漬物(個人的にはキムチ漬けがお勧め)があります。その他にも、煮物、揚げ物、酢の物など色々な調理方法があり、すいかのフルコース!が楽しめます。

続いては、

その2、すいかを見て楽しみ、そして味わう。
皆さんはすいかが収穫されてから出荷されるまでの工程をご存知ですか?鳥取県ではその工程(すいかの選果~箱詰め~出荷まで)を見学することができます。鳥取のすいか産地の1つ、北栄町では、すいかの選果(糖度、硬度など一定基準を満たしているかなどの検査の後、等階級を分けます)から箱詰めまでを、最新鋭の機械で行っています。すいかが自動的に選果場内を流れていく様子は、すいかを一つ一つ機械でたたいて品質を調べる様子やすいかを吸着して運ぶ様子は非常に面白く、時間を忘れて見入ってしまいます。そして、選果場見学後には、すいかの試食ができ、選果されたばかりのすいかも購入できます。また、北栄町では、すいかと長いもの産地であることから、毎年「すいか長いもマラソン」が行われ全国各地からランナーが集まり、ランナーにおいしいすいかが提供されています。

最後に、

その3、東京で開催される鳥取すいかの様々なイベント。
鳥取には足を伸ばせそうにない方は、港区新橋にある鳥取県のアンテナショップで鳥取のすいかをお買い求めいただけます。また、東京で鳥取のすいかを楽しめる様々なイベントが開催されます。
鳥取県のアンテナショップ『食のみやこ鳥取プラザ』で、6月17日(水)から19日(金)まで大栄すいかの試食販売が、そして20日(土)には、倉吉農業高校生によるすいかの試食販売が行われます。さらに、三越銀座店で6月30日(火)から7月6日(月)まで開催される「鳥取フェア」で鳥取のすいかを使ったオリジナルメニューが販売されたり、お台場にあるデックス東京ビーチで、6月20日(土)から7月12日(日)まで「鳥取すいかフェア」が開催され、館内のレストランで、鳥取県産のすいかを使った様々なデザートが提供されます。

鳥取産のすいか
すいか畑
機械で箱詰めされるすいか

今は、丁度、鳥取すいかの時期です。是非、鳥取のすいかを丸ごと楽しみ味わってください。

7月5日 『すいか選果場見学ツアー』

お問い合わせ:
北栄町観光協会(企画振興課内)TEL:0858-37-5864 FAX:0858-37-5339
http://www.e-hokuei.net/shinchaku/hyouzi.php
すいかの皮を使ったレシピ集の紹介ページ(大栄西瓜組合協議会)
http://www.tcbnet.ne.jp/~daisuika/recipe/index.html
食のみやこ鳥取プラザ 
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=87115

筆者プロフィール

中西 由美花(なかにし・ゆみか)

鳥取県庁市場開拓局市場開拓室。東京出身神奈川育ち。大学時代を鳥取で過ごし、卒業後は東京へ帰るが、鳥取の食べ物のおいしさ・豊かさが忘れられず、再び鳥取県へ。鳥取へ戻ってから5年目、おいしい食材に囲まれ、食がすすみすぎた結果、東京にいた頃よりも5kg以上太ってしまいました。全国の皆様に鳥取の食のPRをし、多くの方にそのおいしさを味わっていただきたいと思います。