from 鳥取 – 72 - 米子道無料化!ますますアクセス充実の鳥取県へ“きなんせえ”。

(2011.03.07)

先日、国土交通省による2011年度の高速道路無料化実験の対象となる区間が発表されました。すでに全車種を対象に全国で37路線50区間が実験中ですが、6月頃から新たに6区間が追加されます。その中に、岡山県真庭市の「落合JCT」から鳥取県米子市の「米子IC」までの米子道が選ばれました。米子道は米子自動車道の略称で、中国自動車道から鳥取県西部をつなぐ主要幹線道路です。例えば、関西・中四国エリアから中国地方最高峰「大山(だいせん)」や名湯「皆生(かいけ)温泉」、ゲゲゲブームで人気の「水木しげるロード」へ行く場合は、この道路を利用すると便利です。これらはすべて終点の「米子IC」が最寄ですが、途中にもおすすめの観光スポットがあります。ることもできる、とっておきの宿が鳥取にはあります。

根雨宿「たたらや」
金持神社

「落合JCT」から4つ目のIC「江府IC」を降りて、日野川の上流へ向かって約15分車を走らせたところに、かつて宿場町として栄えた根雨宿(ねうしゅく)があります。雰囲気のある町並みが残されていて、その中にある「そば道場 たたらや」ではおいしいおそばをいただくことができます。そば処である地元・日野町産のそばを自家製粉し、手打ちで仕上げた本格的な味。造り酒屋だった建物を改装し、重厚感ある空間のなかでいただくおそばはまた格別です。

そこから更に車で5分ほど行ったところに、「金持神社」があります。「かねもち」と書いて「かもち」と読むこの神社は、全国でもここにしかないそうで、その縁起の良い名前にあやかって全国から多くの参拝者が訪れます。ちなみに鳥取県内にはこの神社の他にも縁起の良い名前の神社がたくさんあって、それらの神社を巡って「開運手ぬぐい」を作る「開運八社めぐり」を実施中です。詳しくは下記URLに掲載されていますので、興味のある方はぜひぜひ。

開運八社めぐり
 
 

鳥取県立フラワーパーク とっとり花回廊
植田正治写真美術館

さて、次の「溝口IC」からは、国内最大級のフラワーパーク「とっとり花回廊」へどうぞ。ここはオールシーズン花盛り。展望回廊は屋根つきなので、天候に左右されず楽しめるのもいいところです。(3月27日まで らんまつり開催中。4月2日からはスプリングフェスティバル開催)

また、世界的に活躍した地元出身の写真家・植田正治の美術館もこのICの近くです。(次の「米子IC」からも近いです。)大河ドラマで昨年の顔となった福山雅治さんは、植田氏に師事し、この美術館で個展を開いたこともあるんですよ。美術館の設計は建築家の高松伸(たかまつ・しん)氏が手がけており、田園風景のなかに調和するモダンな建物も一見の価値ありです。

ということであれこれ紹介してみましたが、無料化ということなので、この際、欲張っていろいろ回ってみてはいかがでしょう?

ついでにこんな情報も。

鳥取県内には米子道以外にもアクセスに便利な道路が充実しています。昨年春には鳥取自動車道が開通し(一部を除く)、特に京阪神からの所要時間が短縮されました。また、県内の東西を走る山陰道も徐々に工事が進んでいて、
2月27日には新たに「大栄東伯-赤碕中山」間が開通。県中部の幹線道路・北条湯原道路も着々と整備されつつあり、となると、ほぼ全域を高速もしくは自動車専用道路で網羅できることになります。しかもこれらすべて県内区間は通行料無料。米子道が無料化されると、鳥取県内を走るすべての道路が無料になるということになります。鳥取県でも東と西、北と南ではまた違った風土・表情があります。これから気候もよくなることですし、ぜひ車でいろいろ回ってみてください。

ついでのついで。

只今、鳥取県では「食のみやこ鳥取県プレゼントキャンペーン」を3月21日(月・祝)まで実施中。期間中、対象施設の宿泊者に対し、毎週抽選で総額500万円相当の特産品をプレゼントします。詳しくは下記URLをご覧ください。

食のみやこ鳥取県プレゼントキャンペーン

ぜひみなさん、魅力たっぷりの鳥取県へ“きなんせえ”。
(“きなんせえ”とは、鳥取弁で“おいでください”の意味)

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