from 仙台 – 6 - 世界のアヴァンギャルド『せんだいメディアテーク』。

(2009.03.02)

パリにエッフェル塔、ニューヨークに自由の女神があるように、仙台には、伊東豊雄設計、世界を代表するアヴァンギャルド建築『せんだいメディアテーク』があり、仙台市民に刺激の場あるいは、憩いの場として大変愛されております。
また、建築、デザイン関係者はもとより、世界中から多くの観光客の方にお越しいただいており、その美しさは、世界に打電されております。
今や仙台のシンボルであり、仙台の芸術と文化の中心、『smt(せんだいメディアテーク)』とその活動を今回、ご紹介したいと思います。

せんだいメディアテークの内観
せんだいメディアテークの外観

『smt』は、6枚の床(プレート)と、13本のチューブと呼ばれる鉄骨独立シャフトのみの単純な構造によって構成されるこの建築は、伊東豊雄氏の代表作とされ、グッドデザイン大賞をはじめ、国内外の多くの建築賞をしており、世界のアートフロントに立つ作品です。

アートギャラリー、仙台市図書館、映像センター、視聴覚障害者のための情報提供という4つの機能を融合した仙台市の複合文化施設として、2001年に建設され、美術や映像文化の活動拠点であると同時に、すべての人々が様々なメディアを通じて、自由に情報のやりとりを行い、使いこなせるよう、「最先端の知と文化を提供(サービス)」、「端末(ターミナル)ではなく接点(ノード)へ」、「あらゆる障壁(バリア)からの自由」の3つの理念のもとに活動がおこなわれております。

その中、『smt』でもっとも熱気のあふれるイベントがおこなわれます。その名は、「せんだいデザインリーグ 卒業設計日本一決定戦」です。生涯で一度だけである卒業設計。当イベントでは、「公平性」、「公開性」、「求心性」の三つのコンセプトを軸に、全国の学生の卒業設計を一堂に集め公開審査によって日本一の作品を決定します。一万人を超える全国からの学生による熱気ある祭典、皆さんも学生による最先端の建築で熱くなってみませんか?

せんだいデザインリーグ卒業設計日本一決定戦

また、『smt』では、3月1日にオリジナルブランド、smt × koichiro kimuraを発表しました。アートとは、生活と経験の中から生まれるのではと、普段見慣れているものに、アートとしての焦点をあて、そこから生まれるハプニング性をシンボリックにデザインした数々のグッズ、仙台にいらした際、是非ご覧ください。

smt × koichiro kimura ブローチ「piece of peace」
smt × koichiro kimura ブローチ「spoon」

仙台は、春から熱いです。

 

せんだいデザインリーグ 卒業設計日本一決定戦

smt × koichiro kimura