『Age(アージュ)』ニュージーランドスペシャル TOWNその2.食にうるさいウェリントンっ子のB級グルメ。

(2009.07.06)
展望台から眺めたウェリントンの市内。湾の中心部にこちらは町側。

町から町へと渡り歩く私たち。今度は北島、ウェリントンへ向かいました。NZへ行ったことのない方はご存じないかもしれませんが、NZは北島と南島に分かれているのです。北島の最南端がウェリントン。NZの首都で、国家の首都としては最南端に位置するのだそうです。その町の詳細は『Age(アージュ)』本誌でたっぷりと読んでいただくとして、こちらではウェリントンの食をご紹介します。

さて、このウェリントン、ちょうど半島のように海に突き出た格好をしています。NZといったらビーフorラム。その方式に従ってきた私たち。標高196mのマウントビクトリアで湾を眺めながら、ふと思いました。NZも日本と同様、海に囲まれた国。ならば海の幸も堪能できるのではないか! そこでコーディネーターの大竹一雄さん(30年近く現地に住んで、すっかりキウイになった男性です)に連れて行ってもらったのが、おしゃれなショップやカフェが並んでいるキューバストリート。の一本奥に入ったところにある、自前の漁船を持っている魚屋『SEAMARKET』。魚屋といってもさすがはキューバストリートの傍とあっておしゃれな雰囲気。店内にはひっきりなしにお客が入り、好きな魚を買っていきます。1匹そのままももちろん並んでいますが、どうやら切り身の方が人気のよう。サーモン、シタビラメ、ブルーコッド(タラの1種)、など初めて見るものもあって、種類は豊富。フライにしたり、ソテーにして食べるのだそうで、やはり刺身はないそうです。そうそう、「グリーンマッスル」というムール貝はNZの特産品でもあります。ぷりぷりした身が特徴で、この店でも量り売りをしていました。



おしゃれなキューバストリートを一本入ったところにある魚屋(店名はなんとSEAMARKET)。切り身もビッグサイズでそのまま氷の上に並んでいます。


魚屋にはカフェが併設。その場で揚げたフィッシュ&チップスも売っています。新鮮な素材で作ったフィッシュ&チップスは油が軽く、この量でも一人でぺろり。

そして、この店の一画では、その場でタラの切り身をフライにした、フィッシュ&チップスも売るカフェがあるのです。これが目当てのお客も多く、その場で食べたり、車でやって来て持ち帰ったり。ちょうど時間はランチタイムとあって、けっこうな混み具合でした。ファーストフォードはどこの国でも人気。でも、その中でもこの『SEAMARKET』は、最先端のレストランが集まっているウェリントン住民のハートをがっちり掴んでいるようでした。