from 鳥取 - 80 - 大自然の中から発信中!
「因州しし肉」
(2011.10.11)
鳥取市鹿野町。
鹿野といえば、400年前に亀井茲矩によって築かれた城下町。小さな城下町ではあるが、情緒豊かな雰囲気が漂い、誰しもどこか懐かしい、なぜか落ち着いた気持ちになる。南には鳥取県の東の秀峰、鷲峰山がそびえ、大自然に囲まれた緑豊かなまちでもある。
「シシボタンの会」!!
そんな鹿野町を中心として活動するひとつの会がある。「シシボタンの会」と呼び、農林業被害対策に協力する狩猟者の中で有志により結成された団体である。
被害をもたらすイノシシの肉を、食肉として有効活用して販売に繋げることで、捕獲者の意識を高め、捕獲数増大を目指す。現在25名の会員が協力しあって活動しています。捕獲から解体処理の仕方を肉の品質重視で行い、食品として衛生的に処理をし、商品化までこぎつけた。
因州しし肉を食べに行ってみよう!!
「イノシシ肉は臭い。硬い。まずい」と思っている人は多いのではないでしょうか。野生鳥獣の象徴のようなイノシシ……。しかし、この「因州しし肉」は違うんです! 「因州しし肉」を食べられた方は口を揃えてこう言います。「臭くない。硬くない。意外と美味しいね」。
鹿野の城下町の中心に位置するこの鹿野往来交流館『童里夢(ドリーム)』では年中通して「因州しし肉」がいただける、「いのしし重」というメニューがあります。スライスされた因州しし肉を桑焼きにして熱々のご飯にのせてあり、小鉢やサラダ、お吸い物、デザートまでついて1,200円(税込)で提供しています。
えるざも大好き!
「美味しい!」。その「いのしし重」を食べながらそう感想をもらすのは、この町の出身で2009年ミス・ワールド日本代表の佐々木えるざさん。
えるざさんは子どもの頃から地元のイノシシ肉を食べていて、大好物なんだそうです。「実家に帰ったときにはイノシシ肉を食べて元気をつけるんです!」と本当に大好きな様子でした。えるざも太鼓判の「因州しし肉」ですね!