from ニュージーランド 北島 - 9 - ワークワースのKowhai Festival(コーファイ・フェスティバル)へ。

(2009.10.14)
カラフルなフェイスペインティングは子供たちに大人気です。(写真提供/http://kowhaifestival.co.nz

先週の土曜日、日本では体育の日でしたが、私は数年ぶりにコーファイ・フェスティバルに行って来ました。

コーファイ・フェスティバルはロドニー地区で一番長い歴史を持つフェスティバルで、ワークワースからマタカナにかけての春の到来を祝うお祭りです。今年は40回目にあたり、10月1日~31日と1カ月かけて行われます。

バスを降りたところで。入り口から見た人混。

ここ数日、雨が降ったり止んだり、不安定なお天気が続いていましたが、かなりの人出でした。40歳を越えて”Golden Oldies”(「輝くベテラン」)と呼ばれる年齢になった夫はのラグビーの試合がマフランギのラグビー場で行われるとのことで、しばらく会っていない友人に会うのもいいかと思い、一家総出で出て来ました。

ラグビーのキックオフが11時でしたので、時間的に駐車場は見つからないだろうと思ったのですが、ラッキーなことにラグビー場の駐車場の半分がお祭り用の臨時駐車場になっていて、そこから無料バスが出ていたのでそれに乗って、途中で遠くに車を停めて歩いている人たちを横目に街の真ん中まで行くことができました。これは便利でお勧めです。

手作りジャムなどを売るホスピスのおばちゃんたち。
荘厳な音のバグパイプ。

この国にはイギリスからの移民がたくさんいますが、特にこの地域にはスコットランド人が多いようで、どこに行ってもバグパイプの演奏が見られます。私が昔、教師をしていたセカンダリースクール(中高一貫教育校)の卒業式では、卒業生や教員が入場する際、マオリの女性が列を誘導し、その列の中にバグパイプの楽団も入り、会場内ではマオリの学生たちが踊り(カパハカ)を踊るというとてもカラフルなものでした。

歌って踊って。
普段は農家のパット。最初にこっちに移って来た時にだれも知らなくて困っていた私を地元のプレイセンターに誘ってくれた恩人です。

狭い街中を人込みに押されながら歩いていると娘が「マミー、あれ」と指を差すのでそちらを見たら、友人のパットがギターを抱えて歌を歌っていました。キュウリを育てながらカントリーミュージックを始めたとは聞いていたのですが、ラグビーの試合に出ずにこんなところにいたのだと証拠写真をパチリ!

ニュージーランド人のお年寄りは、みんな船やボートが大好きです。
子供に大人気のロッククライミング。途中で雨が強くなって、この子は大変そうでした。

ワインの試飲から縦バンジーまで、いろいろな催しものがあってどの年齢層にも楽しめるプログラムが組まれています。でも、途中から大雨になってしまい、近くのスーパーに逃げ込みました。

ちなみに「コーファイ」はニュージーランドの国花の名前で、マオリ語で「黄色」という意味です。春になると真っ先に咲く花で、日本の桜のような存在です。豆のような実がなります。うちのコーファイの花は全部散ってしまっています。

 

コーファイの花(Wikipedia)
豆のような実(Wikipedia)

お祭りのプログラムはこちらです。