モルディブで南の島の王様になる! – 1 - 1つの島に1つのホテル。ラグジュアリーな南の島へ。
(2011.01.05)![]() |
モルディブ最北端のハー・アリフ環礁に2010年3月にオープンした『ビーチハウス モルディブ, ウォルドルフ・アストリア・リゾート』。モルディブでもっともラグジュアリーなリゾートのひとつ。 |
モルディブ。もちろん聞いたことはある。南の島、環礁のリゾート。でも、世界地図でどこかと聞かれたらすぐには指させなかった。
モルディブは、インドの南、スリランカの南西の洋上に浮かぶ群島国家。東西130km、南北823kmにわたって散らばる島の数はなんと1200。その中で、人が住んでいるのは200足らず、うち、リゾートは約100なのだという。
起源は定かではない。紀元前5〜4世紀頃、南インド、あるいはスリランカ方面からやってきた漁民達が住み着いたのが始まりではないかといわれている。その後、貿易船の寄港地として栄えた。
もともとモルディブの人々は仏教を信仰していたが、12世紀初めにイスラム教に改宗。16世紀にはポルトガル、17世紀にはオランダの支配下に置かれ、19世紀にイギリスの保護領に。そしてついに、1965年に主権国家として独立し、国連に加盟。1968年には君主制から共和制に移行した。2008年には民主的な新憲法が制定され、現在では様々な民主改革が実施されている。
おもな産業は漁業と観光業。リゾート地としての歴史は意外に浅く、1972年に最初のリゾートがオープンして以来、観光業が飛躍的に伸びたという。
モルディブの最大の特徴は、1島1リゾートというところ。今回、なかでも最新のリゾートである『ビーチハウス モルディブ, ウォルドルフ・アストリア・リゾート』へ出かけてきた。モルディブ最北端にあるこのホテルは、ヒルトングループの最上位ブランド。2008年にこの地にオープンしていた高級リゾートの名称を変更し、改装してアップグレードしての新たなオープンだ。
日本からモルディブへ唯一の直行便を飛ばしているのがスリランカ航空。モルディブの首都・マーレに到着すると、水上飛行機がホテルまで連れて行ってくれる。
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今回の取材時に乗ったのはこの水上飛行機だったが、12月に内装が革張りの豪華な専用水上飛行機が就航。ホテルまで約1時間の空の旅もラグジュアリーに楽しめる。
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『ビーチハウス モルディブ, ウォルドルフ・アストリア・リゾート』専用水上飛行機。次回は絶対に乗ってみたい! |
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水上飛行機からの眺め。どこまでも青い空と海に美しい環礁が現れては消え、これからの滞在への気分が盛り上がる。 |
島に到着すると、桟橋で笑顔のスタッフが出迎えてくれた。バギーに乗って、いよいよリゾートの中心部へ。これからは仕事を忘れて楽しむぞ!(というか、これも取材の仕事なんですが、まあ、そこはひとつ)
気がつけばお昼時。部屋に入る前にまずは腹ごしらえをすることになった。熱帯の木々に囲まれたプールに隣接するバー『Amazon」で、サラダやピザ、冷たいドリンクをいただく。
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ホテルのスタッフはどこで出会っても気持ちのいい笑顔で挨拶してくれる。
今夜は島にある『ビーチヴィラ』に宿泊することに。木々に囲まれたヴィラはなんと150㎡。広々としたベッドはもちろん、プライベートプール、海が見える専用の東屋がついているぜいたくな空間だ。
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緑に囲まれた『ビーチヴィラ』。部屋の入口には甕に入れた水が置いてあり、砂を落として部屋に入る。テラスにはハイドロセラピー機能付きの「i-spa」やレインシャワーが完備。タオルやガウンなども豊富に用意されている。
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部屋にはウェルカムフルーツとウェルカムワインが! 思わず銘柄を確かめてみる。
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滞在中、島内を案内してくれるミリアムさん。 |
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コックス・アンド・キングス・モルディブの川野晴江さん。モルディブの首都、マーレ在住。 |
一息ついたら、島内を少し見て回ることにした。この島は35ヘクタール。白いパウダーサンドに囲まれ、内陸部には熱帯雨林が広がる。近くには2つの無人島があり、ツアーやウォーターアクティビティも楽しむことができる。
7種類あるヴィラの総数は約83棟。すべての部屋にプライベートプールとバトラーサービスが完備。食事には4つのレストランと3つのバーがあり、ほかにも部屋やビーチでプライベートディナーを楽しむことも可能。アロマセラピーやモルディブスタイルのトリートメントを受けることのできるスパもある。
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明日宿泊することになっている、水上に建つウォーターヴィラ。 |
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モルディブ最小のレストラン、30 degree。全面ガラス張りの床で、完全なプライベートダイニングを楽しむことができる。1日1組限定。 |
夜は白砂のビーチにテーブルがしつらえられたレストラン「Medium Rare」で和牛をいただいた。ほかにも地元で獲れたマグロやロブスター、魚介などがたっぷりの野菜やハーブと共にグリルでいただける。
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波の音を聞きながら足を白砂で遊ばせて食事ができるのは南の島ならではのぜいたく。ワインもすすむ。
心地よい疲れに身を任せながら部屋に帰ってきたら、心地よい広い空間が迎えてくれた。明日は様々なアクティビティを体験しつくそう。
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モルディブの情報を日本語で! ヒルトン日本語サイトオープン。
ヒルトングループの日本語モルディブ旅行情報サイトがいよいよ12月にオープン。モルディブに3軒あるヒルトングループのホテル『コンラッド モルディブ,ランガリ・アイランド』、『ヒルトン モルディブ,イルフシ・リゾート&スパ』、そして今回訪れた『ビーチハウス モルディブ, ウォルドルフ・アストリア・リゾート』の情報がたっぷり。
ウェブサイトからそれぞれのホテルのオリジナルサイトへリンクが貼られており、直接予約もできる。アクティビティなどの情報も詳細に紹介されているので、事前に現地滞在中のプランを詳しく練ることが可能。快適な旅行の計画をするためにぜひ訪れてみよう。
日本語Web 『Maldives』http://www.maldivesresorts.jp
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