LOOK JTB×マガジンハウス magazineworld『心ゆく旅・イタリアハイライト12日間』スペシャルサイトより その17 ~ ローマのガイド ヴァチカン 映画『天使と悪魔』をベースに解説。〜

(2010.04.07)

ローマで一番高い建物がこのクーポラ。高さ120メートル。道のりはかなり険しいのですが一番上まで登ると絶景が。写真をよーく見ると柱の下に人の頭が!! わかります? 映画のクライマックスではユアン・マクレガー扮するカメルレンゴがパラシュートでこのあたりから突如現れます。

広場にそびえ立つオベリスクが2つめの殺人現場。オベリスクの近くにはめ込まれている「西の風」「東の風」のメダリオンをキーワードに四大元素「air」での殺人が……コンクラーベの時はこの広場に煙突から立ち上がる煙の色を見に世界中から信者が集まります。

この柵が国境。柵の左がイタリアで右がヴァチカン市国。反カトリック要素が含まれている『天使と悪魔』にヴァチカンは撮影許可を与えなかったのでヴァチカンの外観・内観の映像はすべてCG。

教会右にある半分しか見えてない三角屋根の建物がシスティーナ礼拝堂。枢機卿が集まり法王を選び出す選挙「コンクラーベ」が行われる場所。煙を炊くストーブ、煙突は選挙時のみ礼拝堂内に置かれるそうです。

教皇宮殿の最上階右から2番目と3番目の窓が教皇の部屋。毎週日曜日に行われるミサでは2番目の窓から広場に集まる信者に祝福をするのです。夜行くと明かりが付いている部屋はこの2部屋しかありませんのでどれかすぐわかります。明かりが付いていいるということは教皇がヴァチカンにいる印。6~9月は避暑地に行ってしまうので明かりは消えたままです。

この城壁が教皇宮殿とサンタンジェロ城をつないでいます。城壁上部は実際教皇の逃げ道として使われていたそうです。ロバートとヴィットリアは暗殺者のアジトであるサンタンジェロ城からこの城壁を通って教皇の部屋に辿り着くのです。現在通路は閉鎖されていますが数年前一部一般公開した際には私も避難通路を歩いてきました!

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