from 鳥取 - 91 - 国際まんが博」開幕!
「まんが王国とっとり」への旅。

(2012.08.14)

「国際まんが博」いよいよ開幕!

暑い日が続き、まさに夏真っ盛り!といったかんじですが、みなさんお元気ですか? 鳥取県は、夏は涼しいといったイメージをもたれている方が何故だか割りと多い?ように思いますが、実際は結構暑いんです。以前、マツコデラックスさんの深夜番組で放映された鳥取特集を観られた方はご存知かもしれませんが、熱中症救急搬送者数が全国1位なんです(2011年総務省消防庁の調べによる)。これは気温が高いといったことに加え、辛抱強いといった県民性が加わった結果?かもしれませんが…。

それはさておき、今年の鳥取の夏はいつもより熱く盛り上がりそうです。というのも、「国際まんが博」が8月4日、ついに開幕しました。「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる先生、TVアニメでおなじみ「名探偵コナン」の青山剛昌先生、昨年フランス文化勲章シュヴァリエを受章した「父の暦」作者の谷口ジロー先生など、数多くの著名な漫画家を輩出している鳥取県では、かねてから「まんが王国とっとり」として取り組んできました。「国際まんが博」では、先に挙げた鳥取が誇る3巨匠関連イベントのほか、さまざまなサブカルチャーを体感できる夢の空間「とっとりまんがドリームワールド」、国内最大級のマンガイベントである「国際マンガサミット」などが開催されます。11月までの会期中、県内外はもちろん、海外からもたくさんの人が鳥取県へ訪れることが期待されています。

「まん優パス」などお得なチケットを活用しよう!

「国際まんが博」では、お越しいただく方により楽しんでもらえるよう、あの手この手をご用意しています。まずは「まんが王国優待パスポート」。これは「まん優パス」と呼ばれるもので、このパスポートを手に入れると、鳥取県内170以上の店舗や施設で割引などのサービスを受けることができます。まんが博で遊び疲れた体を温泉で癒したり、帰りにお土産を買ったりするときなどに大活躍すること間違いなし。しかもこれがなんとタダ(無料)なんです! まんが王国とっとりに入国したら、必ずや手に入れるべしです。

次にご紹介するのは「まんが王国とっとりぐるぐるスタンプラリー」。期間中、県内各所にあるスタンプポイントを巡りスタンプを集めて応募すると、抽選で豪華景品が当たります。まんが博だけでなく、せっかく鳥取へ行くなら観光も楽しみたい!という方は、ぜひご参加ください。観光のついでにスタンプを集めたら、後からいいことあるかも!? 

そして、とってもお得なゴールドビザもありますよ。このゴールドビザを購入すると、県内にある6つの有料観光施設(水木しげる記念館、青山剛昌ふるさと館、わらべ館、砂の美術館、とっとり花回廊、中国庭園燕趙園)に入場でき、すべての施設でご利用になると、普通に入場するのに比べ、なんと半額以下!お得です!これら「まん優パス」「スタンプラリー台紙」「ゴールドビザ」は、期間中県内3箇所に設置される「INFOブース」で入手または購入できます。「INFOブース」では「国際まんが博」に関する総合案内も行っていますので、お気軽にご利用ください。[INFOブース設置箇所:JR鳥取駅構内シャミネ鳥取内(鳥取市東品治町111-1)、エキパル倉吉(倉吉市上井195)、JR米子駅前広場(米子市弥生町2)]
 


左より「まん優パス」、「スタンプラリー台紙」、「ゴールドビザ」
イラスト列車で「まんが王国とっとり」の旅を楽しもう!

「国際まんが博」をより楽しむツールとして、こんな列車を利用してみてはいかがでしょうか? まずは県西部をはしる、JR境線の通称「鬼太郎列車」。1993年から運行されている地元ではお馴染みの列車ですが、だんだんと進化を遂げています。今では「鬼太郎」に加え、「ねずみ男」、「ねこ娘」、「目玉おやじ」の4種類の列車があり、外観だけでなく、座席シートも妖怪だらけ。何なら列車だけでなく、駅にも妖怪、駅名(愛称)も妖怪です。例えば境港駅は「鬼太郎駅」、米子駅は「ねずみ男駅」、弓ヶ浜駅は「あずきあらい駅」など。沿線一帯がちょっとしたアミューズメントパークになっていて、特に小さなお子さんを中心に大人気のようです。でもきっと大人もテンションあがると思います。私もまだ乗ったことありませんが、テンション上がる自信があります(笑)。

そして、JR山陰本線の鳥取⇔米子間を中心にはしる「コナンイラスト列車」。今年4月から運行開始されたもので、外観にはコナンのイラストが大きく描かれています。この列車も通過する、名探偵コナン作者である青山剛昌先生の出身地、北栄町の由良駅はコナンでいっぱいです。駅の外も内もコナン、コナン…ファンにはたまらないでしょうね。この由良駅すぐから続くコナン通りは、「青山剛昌ふるさと館」につながっています。途中には「名探偵コナン」に登場するキャラクターのブロンズ像や、「コナン大橋」もあり、歩いて行く道すがら楽しんでいただけますよ。

そしてつい先日、JR倉吉・鳥取駅とJR京都駅間をはしる「特急スーパーはくと」に、谷口ジロー先生のイラストが描かれた特別車両が登場しました。谷口先生の代表作である「遥かな町へ」は、国際的権威のある「アングレーム国際漫画祭」でベストシナリオ賞を受賞。その作品の中で、主人公が不思議なめぐり合わせで故郷・倉吉へ導いたのが「特急スーパーはくと」です。車両には、作品の中に登場する倉吉の「赤瓦」や「白壁土蔵群」をはじめ、繊細なタッチで描かれた鳥取の情景が描かれています。主人公の気持ちに想いを馳せながら、スーパーはくとの旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

鬼太郎列車 ©水木プロダクション
名探偵コナンイラスト列車 ©青山剛昌/小学館
子ども大人もだれもが楽しめる、まさに“ドリームワールド”

「国際まんが博」期間中は、関連イベントがなんと140も開催されることが予定されています。その中でも注目すべきが、県内の主な3つの会場で順次開催される博覧会「とっとりまんがドリームワールド」。先日、私も開幕したばかりの鳥取会場へ行ってきました。中に入ると、壁一面がものすごい数のマンガ本で埋め尽くされています。そしてまんがの歴史や「まんが王国とっとり」へつながる年表が展示された回廊を進むと、ぱあっと開けた空間へ。

さてさて、どこから見て回ろうか目移りしてしまいそうですが、まずは鳥取が誇る3巨匠それぞれの展示ブースへ。やっぱりマンガの力ってすごいですね。そこにいるだけでワクワクした気分になれるんですもんね。この3つのブースにある、画像合成によってまんがの世界に入り込むことができる「まんがフォトブース」はぜひ体験してみてください。次に、会場の中でも特ににぎわっていた「まんがワークショップ」へ。イラストの描き方やキャラクターの創り方など、まんが作りを実践的に体験できるワークショップブースです。子どもそっちのけで楽しむ大人たちの姿が、多数見受けられました。そして見逃せないのが「スティッチ」スペシャルイベント。今年でスクリーンデビュー10周年を迎えるのを記念して、まんが博では「スティッチ10年のキセキinとっとり」を開催。会場奥にあるブースにはスティッチワールドが広がっています。期間限定のミニミニディズニーランド(?)をぜひ体験してみてくださいね。

他にも会場に設けられた特設ステージでは、キャラクターショーや映画上映会、アニソンコンサートなどが開催されます。私個人的には、「ドラゴンボール」の孫悟空や、「銀河鉄道999」の星野鉄郎の声で有名な野沢雅子さんの声優ショーが、とっても興味大です。(現時点では日程未定。詳細は文末にあるまんが王国とっとりホームページ、またはお問合せ先まで)申し遅れましたが、なんと入場料はタダ(無料)なんです!ということは何度行ってもタダ! ちょっとぐらいお金もらってもいいんじゃない?ってここでも勝手に余計な心配をしてしまいました。ぜひ皆さん、会場へ足を運んでみてくださいね。

エントランスでは「国際まんが博」のキービジュアル(シンボルマーク)
会場中央部には5000冊の“立ち読み可”のまんが本が並ぶ
国際まんが博
©水木プロダクション ©谷口ジロー/小学館 ©青山剛昌/小学館

会期:2012年8月4日(土)〜11月25日(日)
【とっとりまんがドリームワールド】
8月4日(土)〜8月14日(火)コカ・コーラウエストスポーツパーク県民体育館
9月7日(金)〜9月23日(日)鳥取県立倉吉体育文化会館
10月20日(土)〜11月11日(日)どらドラパーク米子市市民体育館
【第13回国際マンガサミット鳥取大会】
11月7日(水)〜11月11日(月)米子コンベンションセンター

お問い合わせ先:鳥取県文化観光局まんが王国官房 Tel.0857-26-7238 Fax.0857-26-8307
まんが王国とっとりホームページ

《参考》イラスト列車について
JR境線の「鬼太郎列車」に乗りたい!(境港市観光協会ホームページより)
コナンイラスト列車運行情報について(まんが王国とっとりホームページより)
智頭急行株式会社(「特急スーパーはくと」について)