from 北京 – 21 - 酔いどれ広報マン、故宮で観たり・走ったり。

(2009.11.16)

ニイハオ。秋といえば食欲の秋、そして芸術の秋……なのですが、北京は秋をスルーして、すでに冬になってしまいました。先日は季節外れの大雪に見舞われたのですが、そんな大雪の中、故宮博物院で行なわれている「CARTIER TREASURES~King of Jewellers, Jewellers to Kings」を観に行ってきました。プレスプレビューの模様をこちらで見て以来、どうにも気になっていたもので。

実はお恥ずかしいことに、今回、故宮博物院に入るのは初めてだったのです。天安門までは何度と無く来ているものの、中はいつもあまりに混雑しているため、敬遠してしまっていたのです。さすがにこの大雪では参観者も少ないでしょ、ってことで。あまりの寒さに折れそうな心と格闘しながらたどり着いた展覧会場。肝心の宝石たちは本当に素晴らしかった。歴史を背景に、トルコやエジプトエッセンスが入ったものが、特に心に残りました。その他にも、こんなものをCartierが作っているの?という珍品も多く「うーん、お金の遣い道が無かったんだろうね(笑)」と同行者と勝手に納得しておりました。

故宮博物院で行なわれたCartierの展覧会へ。雪が降る極寒の中、凍えながら出掛けてきました。
チケットを買って、いざ中へ。ちなみにチケットは1人20元(280円)と安い。素晴らしいですね。
展示会場へのアプローチ。寒いのも何のその、テンションが上がってきます。
タッチパネル式の展示紹介ボード。膨大な展示数のため、見逃しを防ぐ役割も。
どれも息をのむ美しさ。モチーフは様々、奥が深いですね。きっと当時の時季背景もデザインに影響されているのでしょう。
トルコ石を使ったこの辺りの一連のシリーズは、自分的には好みの感じでしたね。
なぜにヘビ……。お金が余っているとしか思えない。

また、先月半ばには、北京マラソンにも出場しました。マラソン、とは言っても私がエントリーしたのは弱気の9kmなのですが(苦笑)実は赴任したばかりの2年前にも、同じく参加したのですが、その時は直前になってコース変更があり、天安門スタートのはずが別のスタート位置になってしまったのです。私としては、是非天安門スタートで走ってみたい、という思いがあり、今回の出場を決めました。結果は9kmで56分と、前回の記録より若干タイムは落ちてしまいました。まあろくにトレーニングもせず、相次ぐ出張を前後にして走ったので、走ったコト自体を褒めてやりたい、ということでヨシとします。

スタート前に一緒に走った会社のスタッフとパチリ。早朝でワタシの顔がむくんでますね……(言い訳)
一斉にスタート!中継TVカメラや取材カメラに皆、手を上げて応える。大盛り上がりです。
スタート直後に見える、天安門。普段車で走っているところを、自分の足で走るのは、気持ちがいい!!

さらに先日は、上海の友人に連れられて、これまた故宮の脇『北京飯店』で行なわれたChina Fashion Weekのショーを観に行ってきました。この分野に関しては、日本や欧米とかなり開きがありますね。成熟度はまだ低いのが現状と言えるでしょう……とまあ、そんなこんなで、忙しい中なんだかんだ出歩いています。また近いうちにレポしますね! ではでは、今回はこんなトコロで。再見!!