from 北京 – 6 - 酔いどれ広報マン、広州へ行ってきた。

(2008.11.25)

「食は広州にあり」と称される、食の都広州に行ってきました。ただし、今回の目的はモーターショー。今年の広州モーターショーでは、我々は関連会社も含め4社の自動車メーカーの広報をサポートすることになり、スタッフ総勢20名を越える体制で広州に乗り込んできました。自社の半数近くの人数が動くワケですから、さながら民族大移動って感じでしたね。

中国のモーターショーは、一年ごとに交代で実施される北京、上海の二大モーターショーがあり。さらにそれに続く規模で、広州、長春などでモーターショーが実施されています。これまではアジアのモーターショーと言えば、東京がその中心として盛り上がっていた訳ですが、このところは中国のモーターショーに敵いません。事実、今年の春に実施された北京モーターショーでは、新車のワールドプレミア(世界初お目見え)をするメーカーもいくつか見られたほど。ちょっと前まで、ワールドプレミアを中国で、なんて考えられなかったことです。

さて話を戻して今回の広州ですが、折からの金融恐慌の影響か、参加メディアの数が昨年よりも少なく感じました。まさかこんなところでその影響を感じることになるとは思いませんでしたが、やはり深刻な問題ですね。各社、ブースには力が入っていましたが、特に広州の地元メーカーと合弁を持つトヨタやホンダには底力を感じました。そんなリキが入ったブースがある一方で、マセラティのブースなんかは奥がサロンになってて、シャンパンなんかを飲んでVIPがくつろいでる、なんてユルめなブースも。ただその場所が悪く、ちょうど脇にあるエレベータに乗ると、サロンの様子が丸見え(笑)エレベータに乗った人が、物欲しそうに視線を遣ってくるので、さぞかしVIPも居心地悪かったのでは。まあ、酔っぱらっちゃえば関係ないか!?

第六回を迎えた広州モーターショー。展示会場もカナリ立派なコンベンションセンターです。

トヨタブースには300人を超える記者が取材に押し寄せ、人気と注目の高さを証明しました。

また、広州のような地方都市でのモーターショーで面白いのは、その「在り方」。特に高級車に顕著らしいのですが、その場で売っちゃうらしいんですよ、車を。モーターショー開催日はプレスデーなのでありえないのですが、一般入場も可能な終盤に入ると、売っちゃうらしいんですよ、現品で。それを見越してか、ブースには「購入する人にはキャッシュバック」とか看板掲げるトコがあったかと思えば、あからさまな商談スペースがあったりなんか。実は、先に触れたマセラティブースのサロンも、それ狙い??

このエリアには高級車のブースが集まった。ベントレーにフェラーリ、マセラティ・・・いいなあ。 写真とは関係ないが、ポルシェのカイエンが最も多く走っているのは、北京だと思う。

 

グロテスクな写真ですみません。ワニです、はい。キレイな身の色でした、はい。

まさに極楽、たまんないっす。王様にでもなったような、勘違いを起こしかねません。

もちろん仕事ですから、思うようには満喫出来ないものの、「食」も楽しんできましたヨ。広州といえば海鮮レストランでしょう!!  モーターショーの打ち上げに、スタッフ全員で地元の人気レストランに出掛けてきました。カレイの蒸し物、茹でエビ、マテ貝の炒め物なんかが美味しかったかな。けど実際印象に残っているのは、スタッフにがんがんビールを飲まされた(やれやれ)ことと、入り口の水槽の脇にあった、ワニ。さすがに注文しませんでしたが、密かに興味アリ。来年こそは・・・(笑)

打ち上げの後は、酔い覚ましに散歩……そしてマッサージ!!  入った店は『君康悦健康中心』という店で、道を歩いてた人に聞いて適当に入った店なのですが(笑)これが大当たり!!  値段は総じて日本のおそらく1/5くらい。あまりの安さに、足、全身、足爪ケア、耳かきまでやってしまいました。時間にして2.5時間超、値段は確か2000円くらい。(あまりの気持ちよさに、支払い時の記憶が曖昧)ちなみに足マッサージだけなら60分で600円、って日本の1/10じゃない!?
そんなこんなで、仕事も充実!!オフも充実!!の出張でございました。今回はこんなトコで。ではでは、再見。