美肌の基本は洗顔！といわれるように、その洗顔料選びも女性にとっては割りと重要な選択ですよね。自分の肌に合った、なるべくいいものを使うようにと、きっとたぶんみなさん心がけているのではないでしょうか？

私も心がけてはいるのですが、まあ、それも懐具合でいろいろ変わったりして…。（余裕があるときはブランドコスメを買ってみたりしたことも…今ではほとんどありませんが。）それに化粧品を変えると、ちょっとした気分転換になるときもあったりして、でもその浮気のせいで肌荒れなどの痛い目にあったときもありました…。それからは自分はそんなに肌が強い方ではないんだな…と自覚し、なるべく無添加・無香料の刺激の少ないものを選ぶようになりました。それでも新しい商品が出ると、浮気してみたり（試してみたり）することもありますが、ここ数年、洗顔料は固形石鹸タイプを使うことに落ち着いています。

なぜ固形石鹸タイプか？自分でも深く考えたことはなかったのですが、チューブのクリームタイプより、洗いあがりのさっぱりした感じが好みだからだと思います。固形石鹸もいろんな種類のものがありますが、ちまたでは「温泉石鹸」がブームとか？　温泉石鹸とは、温泉水を利用してつくられた多くは固形タイプの石鹸で、温泉地のおみやげ品などとして人気の温泉コスメです。

そんな中、「鳥取温泉石鹸」が新登場。実は鳥取市内には、ＪＲ鳥取駅から徒歩で数分の市街地に温泉がコンコンと湧いています。鳥取温泉といい、泉質は「ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉」で、保温・保湿効果と美肌効果があるといわれています。その温泉水を使った石鹸を、鳥取温泉の旅館・ホテルの人たちが作ってしまいました。

鳥取温泉水に更にオリーブ油、パーム油、パーム核油、シアバターと、これでもか！と、しっとり成分が配合されたこの石鹸。「コールドプロセス製法」という、石鹸材料の化学反応で生じる熱のみでじっくりと2ヶ月以上熟成させるといった、昔ながらの方法で作られています。そのため外部から熱を加えていないので、油脂が劣化せず、有効成分がそのまま残されます。

固形石鹸ファン（？）の私も使ってみました。レトロなデザインのパッケージから取り出した石鹸の姿かたちは、素直で媚びない直方体。手にとって、まずは香り。無香料・無添加なので、化学的な刺激の強い香りではなく、自然なやさしい香りです。

泡立ちは、はじめはちょっと悪いかな、と思いましたが（おそらく発泡剤などの添加物が入っていないため）、だんだんとなめらかできめ細やかな泡が手のひらいっぱいに出来上がりました。肌に触れた感触をあえて表現するなら、スルスルといった感じでしょうか。ほとんど刺激もなく、やわらかな泡がとってもいい心地です。泡切れはよく、洗いあがりはさっぱり。洗った直後はあまり変化を感じなかったのですが、しばらく経って、肌がつっぱってないことに気づきました。確実に言えることは、私がこれまで使っていたものより、しっとり感が大きいことです。

使い始めて約1週間とちょっと経ちますが、肌の調子はいい感じです。このまま使い切って、買い替えの時期になっても、今のところ浮気をせずにすみそうです。美容家でも何でもない私が言うのもなんですが、これはおすすめです。（但し、お肌に合わない場合は使用を中止してくださいね。）

販売は、鳥取市温泉旅館組合の4つのホテル・旅館（観水庭こぜにや、温泉旅館丸茂、ホテルモナーク鳥取、対翠閣）で。（税込み840円／個）

鳥取温泉は、ＪＲ鳥取駅から歩いて5分といった市街地に湧く全国でも珍しい温泉で、鳥取砂丘など市内近郊の観光の拠点として、非常に便利です。ぜひぜひお越しください。そして、自分用に、おみやげ用にこの石鹸を。

ちなみに、他にも鳥取県にはこんな温泉コスメがあります。