from 北京 – 8 - 酔いどれ広報マン、北京ダックを食す。

(2009.01.19)

新年好!(あけましておめでとうございます!)
前回の記事から、ずいぶん時間が開いてしまいましたが、今年もマイペースに書かせて頂きたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。さて、ご存知の方も多いかと思いますが、中国の新年は、いわゆる我々が言う「お正月」とは別に「旧正月」というものがあります。例年、だいたい2月の上旬にその日を迎え、それから約一週間は国民の休日となります。今年の旧正月は1月末とちょっぴり早いのですが、今はまさにちょうど新年と新年の狭間にあり、北京はお正月ムードまっただ中、なのです。

正月に日本に帰った時は、不況、不況と、あまり良い話を聞かなかったですが、中国はまだまだ比較的元気です。我々の会社も、今年からは駐在員を増員し(まだまだ小さい会社で、成長の途上なのです。)、年明けから、新規赴任スタッフがビザ取得のために北京に滞在。そーなると、行くわけですよ、メシ食いに。ってことで、行ってきました北京ダック。やっぱ「北京に来たら」のド定番ですからね。

今回訪問したのは、北京東方君悦大酒店(グランドハイアット北京)の『長安壹号(Made in China)』 。天安門にもほど近い王府井という、日本で言えば銀座にあたる通りの脇、東方広場と言うブランドショップのアーケード、レストラン、オフィス棟、レジデンス、シネコンなどが集まった商業施設の中心に位置しています。その中でも、『長安壹号(Made in China)』は最も人気の高いレストランで、100席を越える席は週末のディナーになると、夜の早い北京にあってきっちり二回転するほどです。

この時期になると、街中やオフィスなどで、こういった新年の飾りが多く飾られます。真っ赤です。
迫力のある噴水に、電飾に飾られた木々、はためく赤い旗。存在感十分の概観です。
ここにも新年の飾り付けが。モダンなエントランスが、このあとへの期待を高めてくれます。
予約時間まで、ウエイティングバーで一杯。雰囲気に乗せられて、グイグイいってしまいます。

 

北京に住んでいるからと言っても、誰かが来た時くらいしか、北京ダックって食べないんですけど。やっぱり美味しいですね。今回もしっかり満喫しました。ココの北京ダックは鴨自体が(皮、肉ともに)美味しいのは勿論なのですが、何といっても鴨餅(ヤーピン=ダックを包む皮のこと)がモチモチで美味しいのです。これだけでも食べられるくらい。この鴨餅だけは他の店と比べて、段違いなんだよなー。

テーブルセッティングもオシャレです。ナプキンにはお店のロゴが配されて。
ワインリスト。中国語でワインは、紅酒。だからってワケではないんだろうけど、紅いね。ちなみに関税が高いので、ワインは割高です。
こちらではポピュラーな牛肉の冷菜。五香粉がまぶされた牛肉が香り高い逸品です。
温かいと思いきや、こちらも冷菜。キノコの炒めたものです。箸休めにぴったり。安心の味です。
私が注文した、海鮮酸辛湯。中国の酸辣湯の【辣】は胡椒の場合と辣油の場合がありますが、コレは後者。
オイ待て、写真撮るって言ってるだろ!コレも定番、茄子の炒め物。しつこそうに見えて、しつこくないのがポイント。すいすい食べちゃいます。
同行者の注文したラムのスープ。初めて食べる味でした。結構がっつりとラムの香り。苦手な人はダメかもね。
中国では結構珍しいです、焼き餃子。羽根つきでパリパリ。中身の具は豚肉や海鮮など様々。中身は食べてみてのお楽しみ。
真打ち登場!北京ダック。皮だけ、皮と身、身だけ、と分けて切ってくれます。マグロで言えば大トロ、中トロ、赤身みたいな感じ?違うか。笑
蒸篭の中が、激ウマの鴨餅。ザラメ、ミソ、ニンニク。白ネギとキュウリと、トッピングは至ってシンプル。
貧乏性なんで、ついつい控えめに載っけちゃう。そうこうしてると、肉が余っちゃうんだな。大胆に行きましょう!
くるりと巻いて、いただきます!!

 

この他にも北京には、北京ダックのお店が当然ながらたくさん有るワケで、それぞれに特徴があります。老舗の『全聚徳』(日本にも2店舗ありますね)を始め、現在の人気NO.1は、『北京大董烤鴨店』かな。大董のダックは皮が本当にパリパリで、日本人が思い描く北京ダックに近いんじゃないかな、訪中者にウケがいい店です。あとは古い工場跡地をリノベした、オシャレな雰囲気の中で楽しめる、1949 The hidden city内の『全鴨季(Duck de chine)』もオススメです。ココのダックは皮もさることながら、肉自体の旨味が強いのです。ダックに付けるミソを自分でカスタマイズ出来るのも楽しい。また、抜群の雰囲気があって、Bollingerが設置したオフィシャルのChampagne cellarがひときわ目立っています。

さーて、相変わらずなんですが、こうやって改めて記事を書いていると、思い出してまた食べたくなっちゃいますね。まあでも、北京ダックを食べるのは、誰かが来た時に取っておきます。(遊びに来てね!)是非、皆さんもお店選びの参考にして下さい!ではでは、今回はこんなところで。再見!