『Age(アージュ)』ニュージーランドスペシャル カンタベリーを訪ねて。

(2009.06.28)

シープドッグ

ハーマー夫妻の家に戻った私たちは手作りクッキーと紅茶をいただきながら一休み。最後にシープドックを紹介するというので表に出た。ご存知の方も多いと思うが、シープドッグは牧場で飼育している羊の群れをまとめたり、誘導したりするため特別に訓練された牧羊犬のこと。

マレーさんの合図とともにハイスピードで飛ぶように集まってきた犬が6匹。まだ訓練中の犬が1匹いるとのことだが私には皆同じように見えた。お遊びモードでじゃれ合い、甘える犬たちがマレーさんとリンダさんの合図でシャキッと仕事モードに切り替わる。「ハウス」の合図で一目散に其々の小屋に戻ったのは言うまでもない。

「これが僕の犬」「これが私の犬」と、ハーマー夫妻。写真はクリックで拡大します。
カンタベリー平野を山のほうに走るとこのような光景に出会うことがある。まだ乳離れしていない子牛が一緒であるにもかかわらず、牛はあわてず騒がず、ゆったり車の前を横切る。写真はクリックで拡大します。

ハーマーさんの牧場を訪ねて実感した『自然』。年間を通じて青々とした牧草を育ててくれる自然、完全放牧が可能な自然、牛や羊たちがストレスフリーでいられる自然。何よりもNZの人たちが守っている自然。自然に逆らわず、NZの気候と地勢を最大限生かした農業こそNZスタイルであり、キィウィー(NZの人たちは自らをこう呼びます)たちが大切に守ってきたもの。これらの一旦に触れ、得られた肌感は今後も大事にしたい。

 

 

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筆者プロフィール

アンズコフーズ社長秘書 髙橋 幹子

1988年ニュージーランド資本100%のアンズコフーズ株式会社に社長秘書として入社し、20年を経た現在も同職。通算で役員秘書暦は30年を超えるが今だもって秘書らしからぬ秘書を自負(?)する。2002年10月よりニュージーランド産仔羊肉(ラム)を中心とする広報業務を兼務することになるが、それまでの不勉強がたたり羊肉についての知識が乏しく、猛ダッシュでキャッチアップするべく努力するも追いつかず現在に至る。趣味の囲碁と楽しい会話がエネルギー源。