『Age(アージュ)』ニュージーランドスペシャル マタカナにプロヴィダンスを訪ねて。

(2009.07.02)

タイ(Snapper)のバーベキューでランチ。

「そろそろお腹がすいたね。ランチにしよう!」と軽快に階段を上がったジムさんは、ぶどうの木の残り火を集め、網を乗せて「これでバーベキューの準備は完了」とひとこと。ここで私は納得。近くの友人が釣ったので分けてもらったというタイは大胆にぶつ切りにされ、すでにマリネされていた。「僕は頭も捨てずにきちんととっておくんだよ」と、しっかりラップされたタイのお頭は冷凍庫に収まり、「日本ではかぶと煮にしたりするでしょ。僕は塩焼きで食べる。」と日本通の一面を覗かせる。

これでバーベキューの準備は完了!
タイの切り身はマリネされ、挟むタイプの魚焼き網にセットされていた。この方が焼くときに身崩れしないそうだ。それにしても大きい!
鯛について説明するジムさん。オークランドから同行した金城ミナミさんと築井さんも加わってタイ談議に……。

「赤ワインは普通ビーフや仔羊肉(ラム)といった赤身肉に合わせるよね。この間持ってきてもらった「ANZCO(アンズコ)」のビーフなんて最高だったけど〔ジムさん有難う!〕、白身の魚もこのようにマリネしてバーベキューすると赤ワインにもピッタリなんだ。食べてみたら分かるよ」と。そういえば、以前にお邪魔したときはフランスのブルターニュ地方の沖合いで限られた期間しか獲れないという、生産年が記載されためずらしいオイルサーディンでプロヴィダンス・マタカナをいただいた。まさにその感動が蘇る。

 

マリネ液は

パセリ(みじん切り) カップ1
にんにく(みじん切りまたは薄切り) 大さじ2
オリーブオイル カップ2

以上の材料を混ぜ合わせて少し暖め、
マリネする前に1~2時間寝かせるとのこと。

「これは標準的なバランス。パセリやにんにくの量は好みで調整してね」とジムさん。)

マリネ液をかける毎に香ばしさが増す
タイはほっこりと焼けた
「ミナミ、グリーンサラダには塩とこしょうを振ってオリーブオイルであえてね」